ドービニー展(ひろしま美術館)

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ドービニー展へ行ってきました。

ドービニーと言えばゴッホの描いた「ドービニーの庭」という絵で名前だけは有名ですね。しかし、どんな作品を描いた画家なのか、当時どんな存在だったのかはあまり知られていません。今回日本でも初めての本格的な展覧会ということで、国内外(特にフランス)からたくさんの作品があつめられました。ほとんどが風景画なのですが、その景色のすばらしいこと。小品が多いにもかかわらず、その中にとじこめられた風景の雄大さには目を瞠ります。近くの水辺から遥か先の地平線、空、雲、まるで自分がその場に立っているかのような錯覚に陥ってしまいます。そしてやがて心に静寂が訪れ、癒され満足感にあふれてくるのです。喜びさえ湧いてきます。アトリエ船を作って旅をしながら描いたといいますから、見る者に迫ってくるのも当然でしょう。

印象派の先駆者と言われ、その後の画家に大きな影響を与えたようです。あのゴッホでさえ敬愛していたのです。ドービニーが拠点としていたのはゴッホの終焉の地オーヴェール=シュル=オワーズでした。

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