クリムト展
クリムト展へ行ってきました。
会期終了が近かったせいか、とても混雑していて入口には行列ができていました。
入ってすぐに目に飛び込んできたのは数枚の彫金の作品です。クリムトと弟ゲオルクとの共作なのですが、それが素晴らしいのです。思わず欲しくなるほどです。
クリムトは彫版師の父の仕事を見て育ってきたせいか作品にもその装飾性が見てとれます。とても華やかで重厚な美しさです。なんてことはない模様のように見えるのですがクリムトの手にかかると上品な華やかさに変身します。
代表作の「ユディット」も顔のまわりは金で装飾され、とてもきらびやかです。でも絵全体として見ると調和のとれた落ち着きが見られます。
又、本物を見ないとなかなか気づかないのですが額縁がいいですね。クリムトがデザインして弟ゲオルクが制作しました。絵にぴったりと馴染んでいました。
とにかくクリムトの作品は色が美しくゴージャスなのです。
これだけ多くの人が魅かれる理由もよくわかりました。