アーティゾン美術館
ビル建て替えにともない2015年から休館中だったアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)がついに開館しました。都内でも大好きな場所だったので期待に胸をふくらませて美術館に向かいました。
先ずは37階建てという高層ビルになっていることに驚きました。エントランスは全面ガラス張りです。中に入ると吹き抜けで広々とした空間とそのスタイリッシュさに圧倒されてしまいました。
展示室は6階から5階、4階と下がっていきます。
6階は印象派から始まり親しみのあるピサロ、シスレー、マネ、モネ、と続きます。展示面積が以前の2倍になっただけあって旧ブリヂストン美術館ではあまり見かけなかった作品も数多く見ることができました。又、新しい収蔵作品にたくさん出会えたのも嬉しいことでした。カンディンスキーの「自らが輝く」はもちろんマーク・ロスコのパステルカラーの作品も珍しいものではないでしょうか。又、ベルト・モリゾの「バルコニーの女と子ども」は私の好きな作品の一つになりそうです。マネの「鉄道」を思い起させました。
ピカソの「腕を組んですわるサルタンバンク」はわたしの最も好きな作品です。いつもこの前に座ってゆっくりするのが恒例だったのですがアーティゾンではそんなスペースがなく少し残念な気がしました。
なにせ200点あまりの作品があるのですから休みながら見て回ってもなかなか全作品をじっくりと見ることはむずかしいことでした。
又次回を楽しみに美術館を後にしました。